嫌です、そんなの―


―俺達はまだまだ未熟です


だから、あなた達が―





―何言ってんだよ


むしろ、期待してるってか?―


―自分達ならなんとかなるんちゃう?


期待してるCー!―


―頑張ってね


期待してるぜ、次期部長―




今日、と言う日がどれだけ嫌だったか
今日、と言う日までがどれだけ短く感じたか


そんなの、この人たちには分からないのかもしれない

俺達はあの人たちの背中を見てきた
自分達にとっては、遠い、遠い空のような存在だったから
近づきたくて、追い越したくて
それでも、追い越せなくて


「俺達、まだ先輩達から、学ぶこと、沢山、あったのに」


「なんで、こんなに、時間って短いんで、すか」


俺達の目標は貴方達でした


何時だって、頑張ってた貴方達が

俺達の目に焼きついていて



ぼろ、と涙がこぼれた


慌てて腕で目を被うと余計に涙が溢れ出してきた
この人たちの前で泣くなんて


泣かない、って決めたのに


笑顔で送り出すって―



「ったく、お前らなァ」


「勘違いしてるみてーだから言うけど」


「俺達だって、まだまだ未熟なんやで?」


「そんで、みんなに伝えたいことなんて、まだまだあるんだから!」


「俺等だって。もっと時間欲しいんだよ」


「お前等と考えてること、俺等だって、一緒なんだぜ」



だから、と先輩達は続けた



「今度はお前等が、みんなを引っ張って行け」



ざぁ、と風が吹いて


先輩達が、笑った



―遠い、遠い空みたいな貴方達を


何時か、追い越してみせるため


何時か、肩を並べて歩けるように―




「任せてください」


「俺達を誰だと思ってるんですか」


「・・・ウス」





背伸びしてみてもまだまだ遠く、





でも、何時かはその空より、高くなってやる



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アトガキ
ブログで乗せていたヤツをUPです
氷帝の卒業式をイメージしたカンジです
最初は日吉視点で書こうと思ってたんですが、いっその事全員!と思って・・・

題名はこちらからお借りいたしました。ありがとうございます
ララドール様